梅雨を元気に過ごすためのヒントは⁇
梅雨時の湿気と、ムシムシとした暑さ…
湿気が高まると、体内の水分バランスが乱れ、だるさを感じやすくなります。また、気温の変化によって血行が悪くなり、筋肉のこわばりや痛みを感じたり、急に暑くなると、その陽気上昇とともにのぼせや頭痛・肩こりが気になったりします。
雨の日が続く中でも、元気に過ごすためのヒントは「汗」と「リズム」
ジメジメと湿気が多い梅雨時に大切なことは、自律神経を整え、安定させること。
発汗も体温調節もすべて自律神経の作用です。
汗は元気・気力のバロメーター
汗は出ればいいというわけではありません…
いつもと違う汗は要注意です。
東洋医学では、『汗は心の液』といわれています。
体の陰陽のバランスと密接な関係があり、身体のバランスがわかる元気・気力のバロメーターとも言えます。
東洋医学では、汗の種類でいろいろと区別します。
◆自汗(じかん):日中に出る汗で、気温や服装、活動量にかかわらずしきりに汗が吹き出る。
肺気の不足により、体表の衛気が少なくなり、気を留める固摂作用が低下し、汗の分泌を調節する機能が乱れて常に汗が外に溢れ出してしまいます。
◆盗汗(とうかん):夜、寝ている間に寝汗にあたります。寝ている間は汗が出て目が覚めると汗が止まっている。
体の潤いが不足すると、陰陽のバランスが崩れ虚火(内熱)が生じます。この熱が津陰を体外に押し出すために汗が出ます。ストレスがあり、気力、体力が低下しているときに寝汗をかきやすいといわれています。
どんな時も、出た汗はすぐに吸い取ることが大事です。

汗をかかない人は要注意!!
この季節だけでなく、一年通して、普段から汗をまったくかかない人もいますね。
緊張ししがちな人
身体が冷えている人
ぎゅーっと身体が内向きになっています。
そういう人は、汗腺もきゅっと閉じてしまっているのです。
汗をかかないことで体温も維持しています。
そうすると、血液もドロドロとして、カラダの巡りも悪くなってしまいます。
『内熱』…カラダに余分な熱がこもりやすくなります。
水分代謝が上手くいかず水分が停滞し、不要な物質が溜まっている『痰湿』状態にもなります。
そうなると、喉の乾き、むくみやだるさだけでなく、溜め込んだモノが悪さをして湿疹や痒みや痛みを感じる場合もあります。
暑い夏を迎える前は、適度な運動や散歩など身体を動かして、汗をかくことで体内の水分代謝を促進しましょう。
朝、起きる時間は一定に保つようにしましょう。
そして、心配しすぎたり、思いつめたりしないように、自分好きな活動をして、気持ちもワクワクしながら過ごすことも着の巡りをスッキリさせてくれます♡
何ともいえない爽快感が得られてスッキリしますよ。
